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季節の健康レシピ

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.41

パーティーのような華やかマリネ寿司

ケーキ作りに使うセルクル型で作る、アボカドディップをサンドした華やかなお寿司。お盆など、人が集まる日のおもてなしにいかがでしょうか。

アボカドは「森のバター」とも呼ばれ、最も栄養価の高い果物としてギネス認定されるほど。エネルギー代謝を促すビタミンB群が豊富で、夏バテなどの疲労回復を助けます。酢も疲労回復におすすめ。60種類以上もの有機酸が、摂取したものを効率よくエネルギーに変えてくれます。

きれいに仕上げるには、具材を均等なサイズにカットするのがポイント。マリネ液に漬け込むので、しょうゆをかけなくてもおいしくいただけます。タコは滋養強壮にきくタウリン、サーモンは紫外線を浴びて増える活性酸素を取り除くアスタキサンチンを含むので、夏のメニューにぴったりです。

汁物はちょっとおしゃれに冷製ポタージュを。だしとシイタケのうまみ、野菜の甘みがつまった優しい味わいを、炒めたベーコンの香ばしさがきゅっと引き締めてくれます。

1人分562kcal、塩分2.9g

米 1.5合
寿司酢 大さじ3

サーモン(刺身用) 80g
タコ(刺身用) 60g
枝豆(粒・解凍したもの) 30g
キュウリ 80g
プチトマト 3個
アボカド 1/4個

A
レモン汁 大さじ1と1/3
オリーブ油 大さじ2
砂糖 小さじ2
塩 小さじ1/6
薄口しょうゆ 小さじ3/4

B
アボカド 1/2個
玉ネギ(みじん切り) 小さじ1
レモン汁 小さじ1
マヨネーズ 大さじ1
薄口しょうゆ 小さじ2/3
塩 少々
  • ボウルにAのマリネ液の材料を入れてよく混ぜる。
  • サーモン、タコ、アボカドは1㎝角のサイコロ状に切る。キュウリは縦に放射状に4等分し5㎜幅程度のいちょう切りに、プチトマトは4等分に切り、種を適度に除く。
  • ①にアボカド以外の全ての具を加えて、軽く混ぜ5分以上おく。
  • 少なめの水で炊いたご飯に寿司酢をかけて、切るように混ぜる。乾燥しないよう、固く絞ったさらし、またはラップを上にかけておく。
  • Bのアボカドをフォークでつぶしペースト状にして、残りのBを加えてよく混ぜる。
  • 皿にセルクル型を乗せ、④の半量を敷き詰め、上から軽く押さえる。⑤を上面に塗り、さらに上に残りのご飯を敷き詰め、軽く押さえる。
  • ③にアボカドを加えて軽くあえ、⑥の上面に乗せ、少し押さえたら完成。
POINT
形が崩れないように、セルクル型に寿司飯を入れる都度、しゃもじなどで軽く押さえましょう。具もこぼれないよう軽く押さえて、そっとセルクル型を引き抜いたら完成です。

1人分38kcal、塩分1.4g

キャベツ 40g
玉ネギ 40g
ニンジン 20g
ジャガイモ(男爵) 40g
シイタケ 1個
だし 300㏄
薄口しょうゆ・酒 各小さじ1
塩 小さじ1/6
ベーコン 1/2枚
青ネギ 1本
  • キャベツはざく切りに、それ以外の野菜は薄切りにする。
  • ①を鍋に入れ、だしを加えて強火にかけて沸騰後、火を弱めて軽くふたをして8分煮る。火から下ろし粗熱を取る。
  • ②をミキサーにかけ、鍋に戻し入れる。中火にかけて、薄口しょうゆ、酒を加えた後、塩で味を調え、冷蔵庫で1時間以上冷やす。
  • ベーコンを粗みじん切りにしてフライパンで香ばしく炒める。青ネギは小口切りにする。
  • ポタージュをカップに注ぎ、④を浮かべる。

楠本 薫

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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