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健保ニュース 2025年5月下旬号

7年度DPC制度の現況
対象病院1761施設、47.6万床に減少

厚生労働省は14日の中央社会保険医療協議会の総会に、令和7年度のDPC/PDPS制度の現況を報告した。

急性期入院医療の定額支払い制度であるDPC制度は、診断分類群ごとに設定された1日当たり点数に在院日数と各病院の診療機能や人員体制を評価した医療機関別係数(割増率)を乗じて、包括評価部分の診療報酬を算定する。同係数のうち、「機能評価係数Ⅱ」と「救急補正係数」は、6年度改定で設定された両方の評価総額に影響がない形で、5年10月~6年9月のデータに基づき再設定した。

7年6月時点(見込み)のDPC対象病院は前年度比25病院減の1761施設、DPC準備病院は14病院減の228施設となった。

DPC対象病院の病床規模別の内訳は▽500床以上:248施設▽400床以上500床未満:152施設▽300床以上400床未満:227施設▽200床以上300床未満:312施設▽100床以上200床未満:449施設▽100床未満:373施設──となっており、100床以上200床未満が最も多い。

DPC準備病院は▽300床以上:0施設▽200床以上300床未満:3施設▽100床以上200床未満:56施設▽100床未満:169施設──で、200床未満の小規模な病院が集中している。

DPC算定病床数はDPC対象病院が47万5910床(前年度比7811床減)、DPC準備病院が1万7293床(同1998床減)となった。

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