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季節の健康レシピ

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・やさい料理研究家の大畑ちつる先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.9

パーティーに出したいアレンジすき焼き

クリスマスや忘年会など、ごちそうを食べる機会が多い12月。今回はすき焼きに、旬のレンコンを入れてみました。穴が開いていることから「先を見通せる」縁起物とされるレンコン。おめでたい席にもぴったりです。

関東風がしょうゆやみりんなどを合わせた割り下で煮込むのに対し、しょうゆと砂糖をかけて牛肉を炒めるのが関西風。白ネギではなく、青ネギを使うのも特徴です。その他の具材は糸こんにゃくや春菊、白菜、玉ねぎなどが一般的ですが、レンコンも意外とおすすめ。肉のうま味がよく絡み、シャキシャキとした食感で満足感のある食べ応えです。

食後にはアップルサイダーを。日持ちを良くするために砂糖が少し多めですが、レモンを皮ごと入れることで程よい甘酸っぱさに。千切りにしたレモンの皮を噛むと、口いっぱいに爽やかな香りが広がります。

1人分297.7kcal、塩分1.6g

レンコン 150g
青ネギ 1束(100g)
糸こんにゃく 小1袋(100g)
牛薄切り肉(すき焼き用) 150g
牛脂 1かけ
砂糖(牛肉用) 小さじ1
砂糖・酒・濃口しょうゆ 各大さじ1
  • レンコンは皮をむいて、5mm幅の半月切りにする。青ネギは5cmの長さに切る。糸こんにゃくは熱湯でさっと洗う。
  • すき焼き鍋(またはフライパン)に牛脂を入れて中火で熱する。牛肉を入れ、砂糖(牛肉用)をふる。牛肉の色が変わって砂糖の香ばしい香りがしてきたら、牛肉をいったん取り出す。
  • 糸こんにゃくを入れ、すき焼き鍋に残ったうま味をこそげながら炒める。糸こんにゃくを端に寄せてからレンコン、青ネギを入れ、砂糖を全体にかける。
  • 牛肉を戻し入れ、酒と濃口しょうゆを全体に回しかける。具に煮汁を絡めながら、3分ほど煮る。すき焼き鍋ごと食卓に出し、お好みで生卵を添える。
POINT
牛肉に砂糖をかけて炒めるのがポイント。砂糖にはタンパク質と水分を結びつける働きがあり、肉が柔らかに。香ばしい香りも食欲をそそります。

1杯分88.2kcal、塩分0g

リンゴ 1個(正味200g)
砂糖 200g
レモン 1個
炭酸水・氷 お好みの量
  • リンゴは4等分に切って、芯を取り、いちょう切りにする。レモンは皮をむいて、実はいちょう切りに、皮は千切りにする。
  • 1と砂糖をビニール袋に入れてしっかり揉み込み、空気を抜きながら封をする。冷蔵庫で一晩寝かせる。
  • グラスに1を1/10量入れ、炭酸水100ccを目安にお好みの量を入れ、氷を加えて、ストローなどで軽く混ぜる。

大畑ちつる

大畑ちつる(やさい料理研究家・管理栄養士)

大阪産野菜、大阪の味に特化した「なにわ料理」の専門家として、旬野菜を美味しくする月替りのおばんざいを学ぶ料理教室を主宰。和食の基礎が自然と身に付く上、味覚が繊細になるレシピは、最短ルートで料理上手になれると定評がある。大学院では幼児食育を研究し、卒業後は中央卸売市場に勤務し、野菜と果物のあらゆる知識を習得。NHK「ごごナマ」等メディアに多数出演、年2回開催の50人規模の親子クッキングは毎回満員である。

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