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季節の健康レシピ

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・やさい料理研究家の大畑ちつる先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.11

手軽で美味しいふんわり豚玉

お好み焼きの具材はいろいろですが、定番はやはりジューシーな豚バラ肉をのせた豚玉。今回は関西風に、やまと芋のすりおろしを入れてふんわり焼き上げました。

お好み焼きに必須のキャベツは、1~2月が美味しい時季で、春キャベツに対して「冬キャベツ」と呼ぶことも。関西では泉州地方の「松波」という品種が、甘くてみずみずしく、お好み焼きにうってつけだと人気です。

もうひとつ欠かせないのが、やまと芋のすりおろし。長芋の仲間ですが、長芋より水分が少なく、粘りが強いのが特徴です。生地に混ぜると、お好み焼きがふわふわに焼き上がります。

汁物には、だしでサッと煮立てるだけで作れるなめこのおろし汁を。大根おろしを入れたさっぱりとした味わいで、こってりソース味のお好み焼きの箸休めにぴったりです。

1枚分700.6kcal、塩分0.5g

キャベツ 200g(1/6〜1/4玉分)
やまと芋 50g(皮をむいた状態で)
薄力粉 50g
卵 1個
昆布だし 100cc
豚バラ薄切り肉 2枚(80g)
油 小さじ1

〈トッピング〉
お好み焼きソース、青のり、 花がつお、マヨネーズなど
  • ボウルに千切りにしたキャベツ、薄力粉を入れて混ぜる。やまと芋のすりおろし、卵、昆布だしを加えて、さらによく混ぜる。
  • フライパンに油を熱し、生地を丸く流して豚バラ薄切り肉をのせる。アルミホイルでふたをして、弱めの中火で4分焼く。ふたを取ってひっくり返し、再びふたをして4分焼く。
  • コテを刺して中まで火が通っていることを確認したら、再度ひっくり返し、お好み焼きソース、青のり、花がつお、マヨネーズなどをお好みでトッピングする。
POINT
粘り気が少ない長芋に比べ、長芋の仲間であるやまと芋は粘り気が強く、味もしっかりしているのが特徴。長芋を使うよりも、ふんわりと焼き上がります。

1人分14.9kcal、塩分0.9g

なめこ 50g
大根 100g
青ネギ 適量

A
熱湯 200cc
昆布・削り節 各3g

B
薄口しょうゆ・塩 各小さじ1/4
  • なめこはザルに入れ、流水でぬめりを軽く洗い流す。大根は皮をむいてすりおろす。
  • 耐熱容器にAを入れ、ふたをして15分置き、ザルでこして鍋に入れる。
  • 鍋に①とBを入れて煮立て、青ネギを散らす。

大畑ちつる

大畑ちつる(やさい料理研究家・管理栄養士)

大阪産野菜、大阪の味に特化した「なにわ料理」の専門家として、旬野菜を美味しくする月替りのおばんざいを学ぶ料理教室を主宰。和食の基礎が自然と身に付く上、味覚が繊細になるレシピは、最短ルートで料理上手になれると定評がある。大学院では幼児食育を研究し、卒業後は中央卸売市場に勤務し、野菜と果物のあらゆる知識を習得。NHK「ごごナマ」等メディアに多数出演、年2回開催の50人規模の親子クッキングは毎回満員である。

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