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季節の健康レシピ

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.26

春の彩りを楽しむキーマカレー

ひき肉と、みじん切りの野菜で作るキーマカレー。今回は春が旬のウスイエンドウを使い、トマトピューレと半熟卵も加えてマイルドな味わいに仕上げました。

ウスイエンドウは野菜の中でも特にビタミンB1が豊富で、ご飯に含まれる糖質の代謝を促します。定番の豆ごはんは、栄養の組み合わせとしても良い一品なのです。また、カレー粉に含まれるさまざまなスパイスとニンニク、ショウガには、発汗作用や抗酸化作用があり、食欲増進が期待できます。

付け合わせには、「サラダチキン」として人気のゆでた鶏むね肉を使います。鶏むね肉は高たんぱく・低脂肪の理想的な食材。筋肉・肌・髪など体のあらゆる部分のもととなるたんぱく質を、ヘルシーに取ることができます。臭み取りのためのショウガ・白ネギは、皮やかたい部分でOK。食材を無駄なく使いましょう。漬け込み液とあえてから冷蔵庫に入れて30分以上おくと、味が染みてよりおいしくいただけます。

1人分607kcal、塩分2.4g

合いびき肉 160g
玉ネギ・ウスイエンドウ(皮つき) 各100g
ニンジン 30g
サラダ油 小さじ2
トマトピューレ 大さじ2と1/2
ニンニク 1かけ
ショウガ 大1片
水 150cc
カレー粉 小さじ4
塩 小さじ2/3
ご飯 1合
半熟卵 1個
ガラムマサラ・スプラウト 各少々
  • 鍋にサラダ油を入れて火にかける。粗みじんにした玉ネギ、ニンジンを加え、少ししんなりするまで炒める。
  • 合いびき肉を加えてさらに炒め、色が変わったらトマトピューレを加えて炒める。続いてすりおろしたニンニク、ショウガを加えて炒め、カレー粉と塩を加えて炒め合わせる。
  • ガラムマサラを加えて味を調え、さやから取り出し洗ったウスイエンドウの豆と水を加えて強火にする。煮立ったら火を弱めてふたはせず15分煮る。塩とガラムマサラでさらに味を調え程よいとろみに仕上げる。
  • 器にご飯とキーマカレーを盛り付け、上に半熟卵半分ずつを乗せ、スプラウトを添える。
POINT
煮込む際はふたをせず、水分を飛ばすのがポイント。焦げ付かないように時々混ぜながら、弱火でじっくり煮込むことで、程よいとろみに仕上がります。

1人分155kcal、塩分2g

鶏むね肉・ニンジン 各100g
ショウガ、白ネギ(軸、皮など可) 適量
酒 大さじ1
ピーナッツ(無塩) 25g
〈漬け込み液〉
ナンプラー・水 各大さじ1
砂糖 小さじ1と1/2
レモン汁 大さじ1と1/2
ニンニク・唐辛子(小口切り) 各少々
  • 鍋に500ccの水とショウガ、白ネギ、酒を入れて火にかける。沸騰したら鶏むね肉を入れて10分中火弱でゆで、火からおろし、そのまま放置して冷ます。
  • ニンジンは長さ3~4cmの千切りに、ピーナッツは粗く刻む。
  • 漬け込み液を作る。すべての調味料とニンニクのすりおろしをボウルに入れて混ぜる。
  • 細かく裂いた鶏むね肉、ニンジンを③に加えて全体をよくあえ、冷蔵庫に入れておく。
  • 器に盛り付け、上にピーナッツを散らす。

楠本 薫

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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