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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.55

豆乳ホワイトソースで鮭をごちそうに

脂が乗った旬の鮭は塩で焼くだけでも十分ですが、今回は旬のキノコ類も一緒に楽しめる洋風レシピを紹介します。

ホワイトソースは豆乳ベースでヘルシーに仕上げます。豆乳に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きのほか、骨の健康維持も助けます。炒めたキノコ類にソースを絡め、鮭に添えていただきましょう。

鮭の身が赤いのはアスタキサンチンという色素によるもので、ビタミンC・Eより強い抗酸化作用があり、体内で増え過ぎた活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は細菌やウイルスを排除しますが、ストレスや紫外線が原因で増え過ぎると、正常な細胞まで攻撃することも。抗酸化作用がある栄養素は、常に意識して取るのがおすすめです。

ポテトサラダもマヨネーズ控えめのヘルシーレシピです。ワインビネガーのさっぱりした味は箸休めになります。ジャガイモはビタミンCを含み、でんぷんのおかげで加熱しても損失が少ないのが特徴です。

1人分273kcal、塩分1.0g

鮭 2切れ
塩・こしょう 各適量
サラダ油 小さじ2
カブ(小) 1/2個
ブロッコリー(下ゆで済み) 50g
シメジ、マイタケ、エノキ 各25g
バター 15g
薄力粉 15g
豆乳 125cc
ブイヨン(チキン) 125cc
パルメザンチーズ 適量
チャービル 適量
  • カブは皮をむき、8等分のくし切りにする。
  • フライパンにサラダ油小さじ1を入れ①を炒め、軽く塩・こしょうをしたら、ブロッコリーを加え炒める。
  • 〈豆乳ホワイトソースを作る〉小鍋にバターを入れ中火にかけ、溶けたら薄力粉を一気に加え、火を弱めて木べらでよく混ぜ、豆乳を少しずつ混ぜていく。様子を見ながらブイヨンも少しずつ加え、少しゆるいソースに仕上げる。
  • 鮭に塩・こしょうをする。フライパンにサラダ油小さじ1を入れて火にかけ、鮭の両面を香ばしく焼き、取り出す。
  • キノコ類を3cm程度のサイズに切りそろえ、鮭を焼いたフライパンに残った油でしんなりするまで炒める。
  • ③を加えなじませたら火を消し、塩・こしょうで味を調える。
  • 食材を盛り付け⑥をかけて、お好みでパルメザンチーズやチャービルを添える。
POINT
ソース作りは、薄力粉は一気に、豆乳とブイヨンは少しずつ加えるのがポイント。ダマにならないようによく混ぜましょう。

1人分95kcal、塩分0.8g

ジャガイモ(男爵) 120g
ニンジン(イチョウ切り) 12g
ハム(5mm角に刻む) 1/2枚
コーン(缶) 8g
キュウリ 1本

A
オリーブ油 大さじ1/2
ワインビネガー 大さじ1/2
マヨネーズ 小さじ1
塩 小さじ1/6
こしょう 適量
  • 皮をむいて輪切りにしたジャガイモを鍋でゆで、途中でニンジンを加える。ジャガイモが柔らかくなったら湯を捨て、弱火にかけながら、木べらでジャガイモをつぶす。
  • ピーラーを使って、キュウリの長さで幅1cm程度の削ぎ切りを2枚作る。残ったうちの1/4程度を薄切りにして、塩少々(分量外)で塩もみをしておく。
  • Aの材料をボウルに入れてよく混ぜる。
  • 別のボウルに①と塩もみしたキュウリ、ハム、コーンを入れて、③を加え混ぜ合わせる。
  • 皿にリングを置き、④を半量ずつ入れて軽く押さえ、リングを外す。
  • 側面にキュウリの削ぎ切りを巻き付ける。

楠本 薫

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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