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離れて暮らす親のケア vol.166

介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんが、親と離れて暮らす子の介護に関する悩みや不安について、事例を交えながら親のケアを考えていきます。

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誰もがさまざまな事情を抱えて生活しています。親に介護が必要になっても、直接的に手助けすることは難しいケースもあります。

Hさんの母親(80代)は実家で1人暮らしをしています。1年ほど前から物忘れが進み、介護保険では要介護1と認定されています。「母は自分でできることもいろいろありますが、お金の管理面は難しくて……。買い物は訪問介護の生活援助でお願いしています」とHさん。

実は、Hさんは障害のある長女と暮らしており、仕事もある中、日々の生活で精いっぱい。なかなか実家に、母親の様子を見にいくことはできません。

「ケアマネさんには、私の状況を話し、理解してもらっています。先日、“日常生活自立支援事業”の利用を勧められたので、お願いしようと思っているんです」

日常生活自立支援事業を利用すると、日常的な金銭管理を支援してもらうことができます。生活支援員が定期的に利用者の自宅を訪問し、必要に応じて介護保険サービス等の契約や支払い手続きをサポート。預金通帳や銀行印等を預かり、入出金の代行もしてくれます。利用に際しては、本人がこのサービスを利用する意思があり、契約内容をある程度理解できることが必要です。相談は無料ですが、手続きや金銭管理のサービスを利用する際には、訪問1回当たり1200円ほどの利用料がかかります。窓口は地元の社会福祉協議会です。

介護保険以外にもさまざまなサービスがあります。ケアマネジャーには、遠慮せずに家族側の事情を伝えましょう。介護を行う上での課題が明確になり、より適したサービスを提案してもらうことができるでしょう。

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