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離れて暮らす親のケア vol.167

介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんが、親と離れて暮らす子の介護に関する悩みや不安について、事例を交えながら親のケアを考えていきます。

海外赴任している夫の父親の介護

介護保険の認定を受けても、「サービスを使いたくない」と利用を拒否する親はとても多いです。

Tさん(40代)の義父母(80代)は夫婦2人暮らし。義父は要介護2。「義父はサービスを使ってくれず、義母が疲れています。肝心の夫は海外に単身赴任中のため介護に関われないんです」とTさん。Tさんの心配は、義母の共倒れ。「義母が倒れたら、私が離職して義父母の介護を行うことになる」とため息をつきます。

義父を強引にデイサービスに連れて行くわけにもいきませんが、このままでは義母もTさんも影響必至です。

Tさんの夫は海外赴任中ですが、実子だからこそ義父母に対し遠慮せずに言葉をかけられるのではないでしょうか。電話やオンラインを使って、父親にサービス利用を勧めてもらいましょう。「デイサービスに通って元気になったら、一緒に旅行しよう」と提案し、親をその気にさせることに成功した人もいました。また、高齢の方は医師の言うことには耳を貸す傾向があるので、かかりつけの医師から勧めてもらうのも一案です。

デイサービスは、センターごとに実施しているメニューは異なります。義父が好みそうなところがないか、ケアマネジャーに相談を。男性利用者が多いところのほうがなじみやすいかもしれません。そして、最初は時間の短い半日タイプから始めてはどうでしょう。

自分1人で抱え込まず、夫とよく話し合い、医師やケアマネジャーの力も借りて、義父の介護体制を築きたいものです。それでも義父が出かけることを嫌がるなら、ホームヘルプサービスの利用から開始を。義母には、ヘルパーの訪問する時間を息抜きに使ってもらいましょう。

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