健保ニュース
健保ニュース 2026年6月上旬号
再審査紙レセプト
誤廃棄事案が発生
支払基金
社会保険診療報酬支払基金(樽見英樹理事長)は5月26日の記者会見で、新潟審査委員会事務局(新潟事務局)で再審査紙レセプトの誤廃棄が発生したと発表した。
支払基金によると、今年1月20日に保険者から再審査の申し出があった紙レセプト(医科)と電子レセプト(調剤)の突合再審査の申し出で、紙レセプトが所在不明になった。当該保険者がどの制度なのかは明らかにしていない。
誤廃棄が発覚した経緯は、4月9日に新潟事務局が再審査紙レセプト管理ツールから出力した未処理レセプト一覧(処理サイクルを超過したレセプトの一覧)をもとに再審査調整業務の処理状況を確認したところ、紙レセプトが1件ないことが判明したことだった。
同月20日まで通常業務と並行して捜索したが、発見には至らなかった。3月には破棄書類の溶解処理が済んでいるほか、シュレッダーによる裁断処理も随時行っていることから、「誤廃棄による滅失」と結論づけた。個人情報保護委員会にも報告している。当該保険者に紙レセプトの再発行を依頼し、調整業務(結果入力)を改めて実施した。
再発防止策として、①担当する管理職は、担当職員が再審査紙レセプトを保管庫へ格納または保管庫から取り出す際に、件数確認を行うようマニュアルに追加②新潟事務局は、担当職員間の授受についても「再審査紙レセプト授受表」と「工程管理表」を作成して再審査紙レセプトの授受管理を徹底──するという。