健康保険の基礎知識
健康保険の仕組みや保険料のこと。
いまさら聞けないことまで簡単に解説!
健康保険の抱える問題や現状を知ってください。
- 第4回
- 自分達でも制度を守ろう!医療費削減のためにできること
増え続ける高齢者医療費。それによる現役世代の過重な負担。この問題の解決のためには、国による高齢者医療制度の仕組みそのものの改革が必要です。しかしながら、人任せで待っているだけでは本当の解決にはなりません。医療費を削減するために、私たち一人ひとりができる方法があります。今回はその方法をいくつかご紹介します。
- ①はしご受診・コンビニ受診をやめよう!
- 同じ病気で、複数の医療機関を転々と渡る「はしご受診」。行く先々で同じ検査を受けるのは医療費の無駄になり、薬の重複による副作用などの危険性もあります。また、急病でもないのに時間外や深夜、休日に受診する「コンビニ受診」。割増料金がかかるばかりでなく、救急医療の妨げにもなりますので、緊急性がない場合は時間内受診を心がけましょう。
- ②ジェネリック医薬品を利用しよう!
- ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が切れた後に、新薬と同じ有効成分を使用し、効き目・安全性が新薬と同等であることを国が厳しく審査し承認された医薬品のことです。ジェネリック医薬品は新薬に比べ3割以上、なかには5割以上安くなるものもあります。薬代が安くすむだけでなく、医療費削減にも大きく貢献できるのです。お医者さん・薬剤師さんにジェネリックのことを聞いてみましょう。
医療費削減のために一人ひとりができることはまだまだあります。次回の基礎知識でも引き続きご紹介していきます。