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健保ニュース 2026年7月下旬号

協会けんぽ 7年度決算見込み
6795億円の黒字、過去最高
準備金残高 法定の7.2か月分相当

全国健康保険協会は3日、協会けんぽの令和7年度決算見込み(医療分)を発表した。被保険者数や賃金の伸びを背景に、保険料収入の増加が支出の増加を上回り、単年度収支で6795億円(前年度比3.2%増)の黒字を計上した。黒字額は平成20年10月の協会発足以降で過去最高を更新した。

7年度末の協会けんぽの準備金残高は、6兆5457億円(同11.6%増)に上り、法定準備金(保険給付費等に要する費用の1か月分)の7.2か月分に相当する。

7年度の収入は前年度と比べ4.1%増の12兆3406億円を計上した。

このうち保険料収入は3.8%増の11兆546億円。賃上げに伴い平均標準報酬月額が31.5万円と1.8%増加したことに加え、被保険者数が2604.4万人と1.8%増加し、保険料収入を押し上げた。

支出は4.2%増の11兆6611億円を計上した。支出の65%を占める保険給付費は7兆5369億円で3.9%増加した。加入者1人あたり保険給付費は3.5%増の18.9万円。

拠出金等は4.5%増の3兆7829億円で、支出全体のおよそ3分の1を占める。このうち前期高齢者納付金は0.6%増の1兆2938億円、後期高齢者支援金は6.7%増の2兆4891億円で、後期支援金の負担増が拠出金等の伸びの主な要因となった。

後期支援金の増大は、7年度に団塊の世代全員が後期高齢者となった影響が大きく、概算額が845億円増加したほか、精算分として185億円の追徴が上乗せされた。

協会は今後の財政について、▽協会けんぽ加入者の平均年齢の上昇や医療の高度化などにより、保険給付費が継続的に増加する▽後期支援金が中長期的に高い水準で推移する──などと予測し、これらに留意する必要があると指摘している。

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