健保ニュース
健保ニュース 2026年8月合併号
自民厚労部会 9年度予算の課題を議論
高齢者窓口負担 原則3割「厳しい」の意見
自民党の厚生労働部会(鬼木誠部会長)は7月27日、令和9年度予算概算要求に向けた課題について議論した。高齢者の医療費窓口負担割合の引き上げについて、出席者からは「原則3割負担への引き上げは高齢者にとって厳しい」と難色を示す意見が出た。
自民党と日本維新の会が同月7日に合意した社会保障改革の骨子をめぐる発言で、維新が強く求める原則3割への引き上げに対し、自民の慎重姿勢が改めて部会で示された形だ。
骨子では、70歳以上の高齢者の医療費窓口負担について、「原則3割となっている現役世代との間で年齢によらない真に公平な応能負担を実現する観点から見直しを行う」と記した上で、8年末までに改革工程表を策定するとした。
厚労省は、この日の同部会で「年末の予算編成過程や年度末などの対応が見込まれる主な課題」を説明した。
この中で、自民、維新両党が合意した社会保障改革の骨子を踏まえ、▽社会保障負担率の目標の検討▽社会保障改革について8年度中に改革項目の具体化と工程の明確化を図り、順次実施(高齢者の医療費窓口負担割合の見直しなど)──を挙げた。
このほか、診療報酬の経済・物価動向などを踏まえた加減算を含む調整、9年度薬価改定、介護報酬改定などを指摘している。