健保ニュース
健保ニュース 2026年9月上旬号
8年1月診療分
健保組合医療費 最高は鼻アレルギー
上位30疾病調査
健保連は8月21日、令和8年1月分の「健保組合医療費上位30疾病に関する動向調査」の結果を発表した。医療費が最も高かったのは、「血管運動性鼻炎及びアレルギー性鼻炎〈鼻アレルギー〉」で105億8474万9560円だった。
調査は毎年4、7、10、1月診療分の疾病動向の観察を目的に、健保組合の医療費上位30疾病について、「医科合計」、「医科入院」、「医科入院外」別に集計。今回は1251組合の加入者2506万3119人を対象に実施した。
医科医療費の上位6疾病は、①血管運動性鼻炎及びアレルギー性鼻炎〈鼻アレルギー〉が105億8474万9560円(前回調査87億4131万6550円)②本態性(原発性〈一次性〉)高血圧(症)が97億6127万7270円(同97億6338万2980円)③2型〈インスリン非依存性〉糖尿病〈NIDDM〉が87億4714万5720円(同88億1696万7560円)④喘息が81億3764万2800円(同89億679万4140円)⑤乳房の悪性新生物〈腫瘍〉が75億4201万8680円(同65億3779万4090円)⑥アトピー性皮膚炎が64億9131万5230円(同62億8211万8760円)──。
「鼻アレルギー」、「乳房の悪性新生物」、「アトピー性皮膚炎」が増加する一方で、「本態性高血圧」、「2型糖尿病」、「喘息」は減少した。
また、都道府県別の順位では、31道府県で「本態性(原発性〈一次性〉)高血圧(症)」が1位となった。
医療費全体(医科+調剤)に占める割合は、①3.17%②2.92%③2.62%④2.43%⑤2.26%⑥1.94%──で、上位6疾病で医療費全体の15%を超えた。
一方、受診者数は①258万7509人(前回調査234万1461人)②161万242人(同159万8179人)③55万7658人(同55万771人)④113万4187人(同117万6323人)⑤8万7213人(同9万1145人)⑥60万5346人(同58万3521人)──だった。
医療費を男女別にみると、男性は、▽本態性高血圧▽2型糖尿病▽鼻アレルギー▽睡眠障害▽アトピー性皮膚炎▽喘息──、女性は▽乳房の悪性新生物▽鼻アレルギー▽喘息▽本態性高血圧▽女性不妊症▽その他の関節リウマチ──の順で、鼻アレルギーは男性で3位、女性で2位となっている。
入院・入院外別では、入院が▽心房細動及び粗動▽処置の合併症▽乳房の悪性新生物▽脳梗塞▽脳内出血▽心不全──、入院外が▽鼻アレルギー▽本態性高血圧▽2型糖尿病▽喘息▽アトピー性皮膚炎▽乳房の悪性新生物──の順に医療費が高かった。