健保ニュース
健保ニュース 2026年9月上旬号
7年度決算 自治体病院の83%が赤字
100床以上で割合高く
全国自治体病院協議会(望月泉会長)はこのほど、会員病院の令和7年度決算状況調査の結果を発表した。有効回答があった485病院の83%に当たる404病院が経常赤字だった。
経常赤字の病院の割合を病床規模別にみると、▽200床以上300床未満が100%▽300床以上400床未満が88%▽100床以上200床未満と400床以上500床未満がともに86%──の順に高く、100床以上の病院で赤字の割合が高い傾向にある。
経常収益は4兆2034億円で、前年度から4.6%増加した。経常費用は4兆4170億円で2.8%増え、経常収支は2136億円の赤字となった。赤字額は前年度から623億円、22.6%減少した。
医療サービスの提供によって得られる医業収益は3.3%増の3兆7535億円で、人件費や材料費などの医業費用は3.0%増の4兆2127億円だった。医業収支は4592億円の赤字となり、赤字額は前年度から38億円、0.8%増加した。
医業費用をどの程度医業収益で賄えているかを示す医業収益比率は89.1%で、0.2%改善したものの、依然として9割を下回っている。
医業費用の構成は、職員給与費が2兆1306億円(医業費用全体の51%)、材料費が1兆229億円(同24%)、その他が1兆508億円(同25%)。前年度からの推移は、職員給与費3.6%増、材料費5.3%増、その他0.2%減だった。物価・賃金上昇の影響がうかがえる。
調査は会員病院の経営状況を把握し、国に支援を働きかけるため、6月2日~7月3日に会員835病院を対象に実施した。有効回答率は58%。